「朝に礼拝、夕べに感謝」という言葉があります。
一日の始まりに仏壇の前で手を合わせ、その日を大切に生きられることを念じ、一日の終わりにもまた仏壇の前で手を合わせて、無事終えられたことを感謝するという意味です。
仏壇前でのおまいりで、毎日の生活を充実したものにできるでしょう。
「朝に礼拝、夕べに感謝」という言葉があります。
一日の始まりに仏壇の前で手を合わせ、その日を大切に生きられることを念じ、一日の終わりにもまた仏壇の前で手を合わせて、無事終えられたことを感謝するという意味です。
仏壇前でのおまいりで、毎日の生活を充実したものにできるでしょう。

須彌山圖解・高井伴寛著
京都大学附属図書館所蔵
仏壇は、仏さまや亡くなった方々がおられる浄土(仏教の天国)の様子を、一つの箱の中に表現したものです。
浄土の中心には「須弥山」という、とても大きな山がそびえ立っており、頂上は平らかで完全なる悟りの世界です。お釈迦さまはこの悟りの世界へ私たちを導いてくれる方です。
そこから一段下がったところに、四天王がおられて須弥山を守っています。
そして、その下に下界があり、広い海に浮かぶ島の一つに人間がいるそうです。
仏壇には必ず段々がありますが、これは須弥山をあらわしているのです。

仏壇は、箱の中で浄土を表現していますが、建物一つでそれを表現しているのがお寺の本堂です。
建物の正面中心には須弥山を表す段(須弥壇といいます)があり、その上方に御本尊や、脇侍、その他の仏さまが奉られています。

天井から、天蓋が釣られています。仏の徳が形として現れ、本堂をを包んでいるという様子を形にしています。

前述したように、仏壇は浄土を模したものですから、飾り付けもそれに従って行います。
最近は、小さいサイズの仏壇が主流になってきており、たくさんのものを入れると雑然とします。不要なものは置かず、また定期的に掃除をして綺麗に保ちましょう。
写真の仏壇は3段ですが、それ2段や4段の場合は、適宜整えてください。

A 最上段の中央に、御本尊さまをお奉りします。
曹洞宗では一般的にお釈迦さまをお奉りします。
その右側に日本に曹洞宗の教えを伝えられた永平道元禅師、左側に曹洞宗を全国に広げる礎を築かれた瑩山紹瑾禅師をお奉りします。
※地方やご家庭によっては、右側に菩提達磨大師、左側が永平道元禅師をお奉りします。

B 2段目に、ご先祖さまの位牌をお奉りします。
ご先祖さまの霊は完全な成仏する前の段階ですので、最上段には置きません。
また、法事など特別なとき以外は中央には置かず、位牌が1柱(1本)なら右に、2柱なら左右に寄せておきます。
中央に、茶湯器(水を入れる器)と仏飯器(ご飯を供える器)を置きます。
仏壇のサイズに余裕があれば、本尊さま用、ご先祖さま用と複数置きますが、狭ければワンセットでよいです。

C 最下段に、右から順に燭台(ロウソク立て)、香炉(線香鉢)、花立(花瓶)、を置きます。
ロウソクは火を使いますから、周りに燃え移るものがないか、細心の注意をしてください。また、おまいりが終わったら、必ずすぐ火を消してください。
電気で点るものもありますので、防火の観点からはこちらをおすすめします。
膳引き(引き出し式の棚)にお鈴を置きます。
お供えするものがあればここに置きます。
線香の本数には諸説ありますが、明確な決まりはありません。
1本でも100本でも、お線香を上げる功徳は同じです。
お寺の行事や法事では3本立てますが、家庭用の小さな線香用香炉であれば、1〜2本でよいです。
一つ提案するなら、1本を2つに折って、「短い2本」でしょうか。
1本は、本尊・両祖さまに、もう1本はご先祖さまにということになりますし、燃え尽きるのも早いので、火の心配が少なくなります。
お庭でたくさん花を育てておられる方でもないと"常に"は難しいと思いますので、故人の月命日や月初めなどと決めて飾ってはいかがでしょうか。
水(浄水・じょうすい)とご飯(仏飯・ぶっぱん)が毎日のお供えの定番ですが、「必ずご飯」という決まりもありません。ご飯以外のものをお供えしましょう。
水は必須ですので、あとは、ご飯に代わるものがあれば、朝のおまいりの時にお供えすると良いでしょう。
ご飯(仏飯・ぶっぱん)は、おまいりが終わったら時間をおかずに下げてもよいです。一日中供えておく必要はありません。
その他のお供えも、一度手を合わせたらすぐ下げて構いません。
水(浄水・じょうすい)は翌日のおまいりまでそのままにしておきます。